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鍋のおしゃべり

たまに、極楽のカリー鍋がしゃべるんです。最近は推敲する余裕がなく粗削りですが、忘れないうちに書き留めておきます。
『あなたは千年の寿命を持つ巨木の芽だから。育つのに時間も養分もたくさん必要で、時には自分自身にいらだつほどとてもゆっくりした速度で成長するだろう。でもそれが自然なことだと知っていてほしい。一年草であれば育つのはとても速い。しかし1年で枯れる。多年草であれば何年も生きる。が、草の一生である。あなたは萬年の寿命を持つ巨木の若木となる。誰よりも高く育ったからだで、太陽の熱さに耐えねばならない。でも、あなたのお陰で、たくさんの生き物が休むことができる。やがて、あなたの億年の寿命が尽きる日がくる。朽ち倒れた身は、人間の夜を照らす薪となる。朽ち倒れた身を彫って生まれた仏像は、人々の心の闇を照らす光となる。永遠の寿命をもつ光となったあなたは、つぎに生きる巨木の芽を優しく包み続ける。』