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お米を捨てるということ

「平和っていうのは、飢えが無い社会のことだろ?」。

極楽カリーはご飯(ライス)でカリーを召し上がっていただいています。予想来客数よりお客様が少ない日は、、、、、、閉店後に廃棄しています。まだ食べられるお米や、サラダ、チャイもです。まだ食べられるのですが、翌日お客様にお出しするわけにはいかないのです。本当に申し訳ない気持ち、罪深い気持ちになります。2014年に開店してから2年近く、1日の来客数が数人の日が続いていました、いまでもたまにそんな日があります。

インドのスラムを舞台にした小説『シャンタラム』の一節に、「平和っていうのは、飢えが無い社会のことだろ」というニュアンスのセリフが登場します。ふとしたおりに、特に泣く泣く食べ物を廃棄をする時にこのセリフがじわっと浮かんできます。

シャンタラムはある人物の実話に脚色して書かれた小説ですが、
石井光太氏の著作はかぎりなく現実に近い内容です。それも凄まじい国内外の現実をこれでもか、と書かれています。飢え、貧困、災害、紛争、差別にまつわる人々の生き様が彼の体験取材から伺えます。飲食店が紹介するには気が引ける内容もあります。

お腹を満たすことで対価を得る商売です。
廃棄するとき、本当に、満たしているのか?と思うのです。

いまのところ1日最大30食とさせていただいているのは
設備や体力、時間など複合的な要素によるところが多いのですが、ひとつの理由として食べ物の廃棄をできるだけ減らす、ことが強いのです。30食では正直いろいろギリギリでありますが、
まず廃棄を減らすことを今年は強く意識しています。

廃棄と飢えのつながりについてはまた別の回に書ければと思います。