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太極拳、銭湯、香辛料

野生動物は歩けなくなったら、また自力で食べられれなくなったら死ぬ、と教わった。基本的に人間も同様だと思う。もちろん現代は医療も介護も充実しているからおかげで延命されている方も深く助けられている方もたくさんいらっしゃるだろう。
1978年生まれ、40歳の僕は身長186センチ、体重72キロ。運動習慣はまるでなかったが、いま月2回ズボラながら太極拳教室にかよっている。動機は簡単。この巨躯を老年になった時に万が一妻が介護することになったら大変な思いをするだろう、それは出来るなら生涯防ぎたいと思ったからだ。サラリーマンを辞めてカレー屋になったら足腰が非常に弱くなった。直径15メートル範囲で仕事をしているので立ち仕事とはいえほとんど動いていないようなもの。筋力がジワジワ落ちてしまった。たまたま友人が気功・太極拳教室を始めるというので参加したのがきっかけだった。数年前2度ほど別の教室で体験クラスに行ったことがあり、ヘビーな運動をする訳でもないのにどうしてこんなに汗が流れからだの巡りがよくなるのだろうとびっくりしたことがあり、以来興味はあったのだ。流派とか〇〇系とかは僕はよく分からないがとにかく体を意識したり足や腰の芯から動かしたり姿勢を定めて立っているだけで汗がこぼれ呼吸が荒くなりものすごく筋肉を使っている。言葉では全然説明できないのだが兎に角この太極拳教室にかよっていれば当初の動機である、老年になっても生涯自力で食い、歩き、妻の介護のお世話にならなくて済む気持ちになる。自営業は身体が資本だから、からだの内と外がしっかりしていれば(頭もだが)結構な年齢まで仕事が続けられるはず。妻や夫、パートナーや家族などのお世話にならず「自活」したいと願っておられる方に本当にオススメできる太極拳教室。30代後半から冬場の足の冷えや就寝時に足がつる、また好きだった山登りも下山時に両脚がつってしまい普段に2倍以上の時間をかけて山を降りる羽目になってから、怖くなり日帰り登山すらできなくなってしまったのだが、もう少し太極拳が習慣化したら軽いハイキングは再開したい。さてもうひとつ、僕の心身の調子を支えているのが銭湯通い。実家が鹿児島にあり小学生の頃から日常的に温泉(当地では銭湯でも湯は温泉)に通っていたので神奈川県に住み始めても習慣として銭湯通いが続いている。酷暑時には厨房が38度にもなったし冬は水仕事や冷凍庫横での長時間仕込み作業もするので冷暖房の効いた客席ち行ったりきたりするとものすごい気温差に晒されて参ってしまう。弱り気味の自律神経に喝を入れてくれるのが銭湯なのだ。熱い湯が良い。夏は暑さでだるく緩んだ体をきゅっとしめてくれるし、冬は寒さで固く縮こまった体をホワっとほぐしひらいてくれる。大きな体をいっぱいに広げてくつろげる湯船。水が貴重な現代の地球上でまさに湯水のごとくお湯を浴びられる銭湯は贅沢、地球上の極楽浄土だと思う。そして健康維持の要、ラストは本業であるカレー家に深く関わる香辛料。仕事柄味見もあり毎日摂取している。そのメリットについてはまた別の機会にお話しできれば。